2017年10月5日木曜日

12時半には売り切れるハードルの高い昭和割烹の魚ランチ。優しい女将が一人で切り盛りする西新橋路地裏の「男鹿」

実に難度の高いお店です。
5回チャレンジして1回した食べられたことがありません。
西新橋路地裏の古い雑居ビルの地下にある季節料理男鹿
このビルは2階にも同じ系統の隠れた名店酒処 はづきがあり、1階はジャンボプリンで有名な喫茶ヘッケルンと、わたし的にはポイントの高いビル。


同僚のK部長と二人、12時半過ぎに店を覗きます。
もう間に合わないかもしれません。
ほぼ常連で一日の規定食数は持っていかれてしまうのです。
しかし、今日は奇跡的に煮魚と焼魚が一食ずつ残っていました。


L字カウンターの角に座ります。
ポテトサラダが出てきました。


鯛照焼
焼き置きをオーブントースターで温めるという作り方ですが、そんな事はいいのです。
むしろそれが好ましいくらい。


ご飯。
お替り可能なので、ご飯が無くなって店仕舞いということもままあります。


ここの味噌汁は、味噌汁マニアの私も太鼓判のハイレベル。


全てが整いました。
決して名店の料理ではありません。
しかし女将の心が籠った小料理屋らしい家庭の味。


鯛照焼をオン・ザ・ライス。
昭和サラリーマンの私には、しみじみと美味しい。


そしてカウンターの上に置かれた食べ放題のしらす干し、海苔の佃煮、昆布の佃煮。


ここからはオン・ザ・ライスのオンパレード。
焼魚の付け合わせの大根おろしと合わせてしらすおろしで。


やはり付け合わせの明太子に昆布の佃煮と海苔の佃煮のトリプル・オン・ザ・ライス。


ふと見ると、味噌汁にはなんと玉子が落とされていました。
玉子好きの私は、猛烈にテンションが上がります。


これもオン・ザ・ライス。


女将が他のお皿に入っていたしらすを集めて我々の前に置いてくれました。
好きなだけ食べていい、という無言の知らせ。
柔らかいしらすがお替り自由という喜びを嚙み締めます。


お会計は800円。
ほとんどのお客さんは1,000円を出すので、カウンターの上に100円玉が大量に用意されています。
お客が自分でお釣りを取るのです。
信頼関係あってこそのシステム。
「いつも12時半にくるんですけど、売り切れなんですよ」
と言うと
「あ、そうですよね。ごめんなさい。もう少し作ろうかしら」
昭和の心が路地裏には残っている虎ノ門の素晴らしさを改めて実感したランチでした。




関連ランキング:割烹・小料理 | 虎ノ門駅内幸町駅新橋駅

男鹿割烹・小料理 / 虎ノ門駅内幸町駅新橋駅
 
昼総合点★★★☆☆ 3.5


0 件のコメント: