転勤発表前に予約してあったのですが、発表後は初めての訪問となり、遅まきながらのご挨拶。
竹うちのすぐ近くにある角打ち西海酒販で待ち合わせる予定でしたが、臨時休業。
店の前で途方に暮れたAちゃんとKさんと私。
「サンボア行きましょう、近いから」
と二人を連れて西へ。
しかしサンボアもまさかの定休日。
「そうだ、得一がすぐ近くだから、そこにしましょう」
と私。
「得一は間違いなく開いてますよね」
とKさん。
店内は超満員。
入口脇の一角だけが開いていました。
やはり忘年会シーズンとあって、すごい人です。
残業で遅くなるMちゃんとは竹うちで現地集合。
まずは3人で乾杯です。
初対面のKさんとは初めましてのご挨拶ですが、Aちゃん経由で地獄谷を教えてくれた方なので、すぐに意気投合。
豊富なメニュー。
立ち呑みですから低価格なのですが、味はきちんとしているお店。
そういう意味でも間違いありません。
竹うちで美味しいものをいっぱい食べる予定ですから、ここは軽めに。
枝豆、ポテサラ、軟骨唐揚げという定番系で。
エンジンは暖まっているようです。
共通の友人である地獄谷のゆるりのマスターの話題に始まり、居酒屋談義。
竹うちの予約の20時が近づいてきました。
お会計を済ませて、与力町へ戻ります。
得一 扇町店 （立ち飲み居酒屋・バー / 扇町駅、天満駅、南森町駅）
夜総合点★★★☆☆ 3.4
数え切れないほどくぐりましたが、あと何回くぐれるのでしょうか。
今日は既にビールを飲んだので、焼酎からのスタートにします。
キープしてある赤霧島が、まだほぼ新品だったのでびっくり。
転勤までに飲みきれるでしょうか。
KさんとAちゃんはお湯割り、私はロックです。
まずは小鉢からいくつか選ぶのがこの店の定石。
一人一品ずつ選ぶことにしました。
Kさんのチョイスはたいの子。
しいたけが大好きなAちゃんは高野しいたけ。
野菜を意識する私はほうれん草。
たっぷりのしらすでカルシウムも摂取します。
お料理を口に運んだKさんが
「ここは、味がいいなぁ。仕事が丁寧ですね」
とおっしゃいます。
食べ歩き飲み歩きが趣味のKさんも唸らせる味。
残業で遅くなったMちゃんが合流しました。
4人揃って、改めて乾杯。
魚をオーダーしようと、みんなで壁の黒板を見ていると、奥さんが気を利かせて私たちの前に持ってきてくれました。
いつもにこやかな奥さんは、気配り上手でもあり、板場のご主人を支えて、ホールを切り盛りしています。
遅れてきたMちゃんにオーダーの優先権。
かき酢、かきフライという牡蠣尽くし。
もちろん一同大賛成。
秋はサンマ、冬は牡蠣。
今食べておかないといけない食材ナンバーワンです。
Mちゃんは日本酒がお好きなようです。
紀伊国屋文左衛門 冬の熟成酒。
美味しいのですが、危険な予感です。
お造りの盛合せを頼みました。
よこわ、活ひらめ、剣イカ、たこぶつ。
白子しょうゆ焼。
Mちゃんのチョイスは実に渋い。
日本酒に合わないわけがありません。
「仕入れも料理も素晴らしいですね」
とKさん。
次の日本酒は黒牛 生酒原酒。
マスターご夫妻は和歌山県出身だけあって、お酒も食材も紀州の品揃えが豊富。
ここに来たらこれを頼まないわけにはいきません。
だし巻き。
たまご好きの私が食べ歩いた大阪のだし巻きではナンバーワンだと思う味。
濃厚な黄身の味が全面に出ています。
出汁の味、量ともに玉子とのバランスが絶妙。
この柔らかさに焼くのは、かなりの職人技です。
皆さんにも満足頂けて、我が事のように嬉しい。
焼き魚を一品頼みました。
皆で分けやすいだろうと太刀魚を。
白身ながらも味わい深く、独特の食感で脂ものった太刀魚は塩焼きが最高。
予約の時から取り置いてもらっていた、鯖棒寿司と鉄火巻きです。
当店の冬場の人気メニューの鯖棒寿司。
フェイスブックでこの寿司を見た東京の友人たちが「是非食べてみたい」というビジュアル。
こんなに肉厚は〆鯖はなかなかありません。
脂ののった鯖を、浅めに締めて素材の味を引き出しています。
本当に美味しい。
この絶品鯖棒寿司が食べられなくなるかと思うと、残念でなりません。
一方の鉄火巻きは太巻き。
良い海苔を使っているので、パリッとした食感も、風味も良く、鉄火巻きの旨さが引き立ちます。
寿司屋より旨い寿司。
ネタも仕事も完璧です。
何度もひとり酒でまったりと過ごさせてもらった大切なお店ですが、年内、後一回の予約以降、再び来れるかどうかはわかりません。
改めて、ご主人と奥さんにお礼を述べ、お店を後にしました。
ぶらぶらと歩いてバーホワイトラベルへ。
ゴールデンコースです。
実はAちゃんが既にKさんとMちゃんにホワイトラベルは紹介済み。
店内は超満員。
やはり忘年会の流れの方が多いのでしょう。
いつものデュワーズホワイトラベルのハイボールで乾杯です。
これも名物のタマゴサンド。
皆さん写真を撮っています。
食べることも飲むことも好きな面々ですから、会話は尽きません。
初めてお会いしたKさん、Mさんとも仲良くなりましたが、私はあと一ヶ月で転勤。
もっと早く知り合いたかった、と残念でなりません。
「美尋を紹介して下さい」
と頼まれましたが、もう夜の予定は一杯。
何とか調整してみましょう。
カウンターにいた常連さんをテーブル席に呼んで飲み直し。
いつしか遅がけ組も集結し、再び乾杯です。
マスターに声をかけられました。
私のブログを読んでホワイトラベルに通い始めたという、カウンターで飲んでいた女性が、ご挨拶したいとの事。
可愛いお嬢さんに握手を求められ、オジサンはドギマギです。
結局2時まで飲みました。
家に帰ってソファで轟沈しました。
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