2015年7月11日土曜日

惜しまれつつ閉店した四条木屋町の伝説の洋食屋「コロナ」の名物料理、玉子サンドイッチ。そのレシピを受け継いだ押小路通西洞院のレトロ喫茶「マドラグ」でついに食べられた感動の逸品

鉾建てを見物しているうちに時間が経ちました。
時計はそろそろ16時。
せっかく京都の来たので、どうしても行きたいお店がありました。
幸い四条烏丸からはさほど遠くない所。
菊水鉾を見てから室町通を北へ。
御池通を越えて北に一本、押小路通を西へ向かいます。


レトロな喫茶店が見えました。


喫茶マドラグ


なんともレトロな佇まい。


居抜きだったのか、以前の店の看板が残っています。


通し営業なので、 この時間でも開いています。
ドアを開けると、かわいいお嬢さんが出迎えてくれました。
「申し訳ありません、ただいま満席なんです」
「あ、そうなんですか。どれくらい待つんでしょう?」
「今入っているお客さん次第なので、なんとも・・・」
私は相当悲しい顔したのでしょう。
「よろしければ携帯にお電話しますので、どちらかでお待ちになりますか」
私は心の中の暗雲が晴れていくのを感じました。


携帯番号を告げて店を後にしました。
コンビニで涼みながら時間を潰そうと御池通に向かっていると、金色の鳥居のある神社に出くわしました。
写真を撮っている観光客もいます。


御金神社(みかね神社)


日本神話に登場する伊邪那岐(いざなぎ)・伊邪那美(いざなみ)の皇子である金山毘古神 (かねやまひこのかみ)がご祭神としてまつられています。
金山毘古神は鉱山・鉱物の神として、人間の生活の中で用いられる金属全般(剣、刀、鏡、鋤、鍬な ど)にご利益を授ける神様です。
通貨に用いられる金・銀・銅にもご利益が あることから、資産運用や不動産、転宅、方位、厄除け、旅行中の無事安全を護る大神として、広く崇められるようになりました。


御札の類も皆、金色。


なんとしても金運を引き寄せなければなりません。


こんな時のために常に財布に常備している五円玉に願いを込めて。


20分ほどしてスマホが鳴りました。
席が空いたそうです。
再びお店に戻ります。


店内もレトロな雰囲気です。

 

夜はバースタイルになるようで、既にビールを飲んでいるお客さんも。


カウンターの上に卵が山積みになっているのを見逃しませんでした。


もちろんコロナの玉子サンドイッチをオーダー。
トルコライス自家製ケチャップの鉄板ナポリタンなど、気になるメニューが他にもいっぱいありました。


ドリンクはアイスコーヒー
もう汗だくです。


アイスコーヒーが出てきました。
茶褐色の液体がナミナミ入った大きな器が添えられています。
「これは、何ですか?」
「ケーキシロップです」
「ホットケーキ用の、ですか?お砂糖代わりに使うんですね」
色を見て、そうだろうとは思いましたが、ちょっと意外でした。


少し遅れて玉子サンドが出てきました。


写真で見てはいたものの、実物が目の前に出てくると、その大きさと美味しそうなビジュアルに圧倒されます。


たまご好きの私は大興奮。
感動で身体の震えが止まりません。
「生きていて良かった」
と心の底から思いました。


卵料理は必ず解剖しないと気が済まない私は、内部を確認。


片側にはドミグラスソースと思しきものが塗られています。


反対側にはマヨネーズ。
必要にして十分な組み合わせです。


オムレツがあまりにも分厚くフワフワなので、その状態を動画で撮影。


お店のかわいいお嬢さんは、怪訝な表情で、挙動不審な謎の中年を見ています。
玉子サンドを撮影するお客さんはいるでしょうが、こんなに何枚も撮る人はいないからでしょう。



一口齧り付いてみました。
ほのかな塩味だけの、玉子の味がダイレクトに伝わる味。
アツアツフワフワで、サンドしてある食パンからスルリと抜けてしまいそうです。
もちろん、控えめなソースとマヨとのコラボもバッチリ。


若いご主人に卵を何個使っているのか聞いてみました。
卵4個を使い、蒸し焼きにしているそうです。
4個にしてはボリューミーなのは、その調理法によるのでしょう。
もちろん牛乳や水なども入れているかもしれません。
いずれにしても、伝説のレシピ。


大興奮、大満足。
すっかりお腹いっぱいになった私は、消化を促進するために再び四条烏丸まで歩くことにしました。



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喫茶マドラグ喫茶店 / 烏丸御池駅二条城前駅丸太町駅(京都市営)

昼総合点★★★☆☆ 3.7

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