2014年8月30日土曜日

志摩半島一泊二日ツーリング③ すっかり寂れた鳥羽で偶然見つけたアットホームな食堂「御食事処 丸栄」。貝盛定食は思いがけず大当たり

道の駅 紀伊長島マンボウマンボウ串焼きを食べた後、志摩半島の南岸沿いに国道260号線を東へ走ります。
美しい入江が続く気持ちいいワインディング。


鄙びた漁港が点在する、どこか懐かしい風景。


志摩が近づいてきました。


英虞湾が一望できる横山展望台からの眺め。
自然が造り出した見事な造形美。


今夜の宿は旅程の都合で鳥羽
有名な鳥羽水族館ミキモトパールもどこか寂れた印象。
街全体に活気がありません。
時代の変化についていけず、観光資源の開発に失敗した町は日本全国枚挙にいとまがありません。
残念ながらここもその町の一つとなってしまったようです。
鳥羽駅の寂れ具合も相当なもの。

素泊まりなので晩ご飯の場所を物色。
いくつか下調べしてきたものの、どこも観光客相手のオオバコ店で、媚びた雰囲気と値段の高さで食指が動きませんでした。

そんな中で、とある地味な店を発見。


御食事処 丸栄


値段は観光地としてはまあまあ。


引き戸を開けて中へ入りました。


お茶と新聞が机の上に置かれました。
ホール係は厨房にいるご夫婦のお嬢さんでしょうか。
他に地元の高校生のアルバイト。
素朴な感じが好印象。


かなり悩みましたが
「鳥羽と言えば真珠。だったら貝だよな」
と自分勝手な理屈で貝盛定食(車海老付)1,880円にしました。


宿はさほど遠くはないのですが、バイクで来たのでノンアルコール。
お茶を飲みながら待っていると、続々とお客さんがやって来ました。
家族連れ、若者グループなどまちまちです。

10分ほどして私の貝盛定食が運ばれてきました。


メニューの写真は見ていましたが、想像以上に立派。
いずれも焼き立て。


ご飯は大盛、味噌汁もナミナミ、お新香は塩気もきいて、さながら漁師メシのよう。
1日バイクに乗って疲れた身体に効きそうです。


 小鉢はイカのヌタ。


ご当地名産のヒオウギ貝。
アッパ貝とも呼ばれています。


カラス貝。
これは焼物でなく、煮物。


大あさり。


車海老が貝の上に鎮座しています。


私の大好物サザエの壺焼きも二個。
これはかなりコストパフォーマンスがいいです。


もうオン・ザ・ライスしかありません。


車海老は頭を剥いて、味噌まで残さず頂きます。


車海老もオン・ザ・ライスにして、貝殻に溜まっている醤油と混ざった貝汁をかけます。
この汁に貝のエキスがしみ込んでいるのですから、残すなどもっての外。


サザエはクルリとはらわたまで取り出します。


オン・ザ・ライスの極め付け。


さざえから醤油を垂らして絶品サザエ丼の完成。


旨過ぎます。


完食。
大満足です。


店を出る時はお店は満席。
他のお客さんが頼んでいた車海老フライはジャンボサイズ。
思いもかけず良い店に出会ったので気分も良し。
コンビニでアルコールを調達して宿で部屋飲みをしようと、バイクに跨りエンジンをかけました。



関連ランキング:魚介・海鮮料理 | 鳥羽駅中之郷駅

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御食事処 丸栄魚介・海鮮料理 / 鳥羽駅中之郷駅

夜総合点★★★☆☆ 3.3

 

志摩半島一泊二日ツーリング② マンボウってどんな味?「道の駅 紀伊長島マンボウ 」でご当地名物マンボウ串焼き

紀勢自動車道紀伊長島ICに着きました。


志摩半島を巡るツーリングですが、そのスタート前に道の駅 紀伊長島マンボウに立ち寄りました。


小さな入り江に面しています。


広々とした芝生の向こうに道の駅がありました。


ずいぶん可愛らしい名前の道の駅ですが、別にマンボウが泳いでいる訳ではありません。
マンボウが食べられる道の駅なのです。

紀北町紀伊長島区ではマンボウを食べる習慣があります。
三重県南勢地方から和歌山県南部にかけては鯨やイルカなども食しますが、独自の食文化と言えるでしょう。
鮮度が落ちると臭みが出て不味いため、ほとんど現地で消費され、市場に流通することは少ないので、一般的に馴染みがないだけなのです。


道の駅 紀伊長島マンボウの名物料理。


鮫の唐揚げもありましたが、松坂宮本屋で焼肉を食べすぎたので、あれもこれも食べるほどの余力はありません。


マンボウ串焼きを食べることにしました。
鉄板とコテで挟み焼きです。


 塩胡椒を振って出来上がり。


一見焼鳥風です。


早速頂いてみます。


一口食べて、その美味しさに驚きました。
あの巨体から、締まりのないブヨブヨした食感かなと思っていたのですが、意外としっかりとした筋肉質の歯ごたえ。


鶏肉に近い味わいですが、固さは豚肉に近いかもしれません。
いずれにせよ、珍味というには失礼な美味。
ビールが飲みたくなる味です。


ひと串食べてお腹いっぱい。
館内を見て回ります。


職場へのお土産はこれに決めました。
人気No.1、地元の牧場のミルクカスタードケーキ


さんま寿し
お腹に余力があれば食べたかったな。


ここにもマンボウ
ホルモンも食べれるのですね。


マンボウホルモン焼きそばとは気になります。


可愛らしいマンボウですが、意外と筋肉質なのに驚いたので調べてみました。
かつてマンボウは海中を受動的に漂っているだけと考えられていました。
ところが、イカやエビなども食べることから、これらの餌を捕食するために、実はマンボウは海流に逆らって移動し得るだけの遊泳力を持つことがわかってきたのです。
最大で全長3m、体重2tを超える巨体で海流に逆らって泳ぐのですから身が締まるのも当然です。
しかもフグ目マンボウ科の一種ですから、フグの仲間となれば、それは旨かろうというものです。
あれだけ大きければ、かなり食べる部分があるだろうし、その分割安なのかな、と思いました。
さて、これから志摩半島を海岸沿いに走ります。



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道の駅 紀伊長島マンボウ 魚介・海鮮料理 / 紀伊長島駅

昼総合点★★★☆☆ 3.2