2011年12月24日土曜日

クリスマスイブに天満の路地裏を徘徊。仕上げは「にぼしらーめん 玉五郎 本店」で


天満酒蔵でいい感じに仕上がった私はJR天満駅の北東に広がる立ち飲み街を徘徊。
今後の参考にと歩いてみましたが、実に奥が深い・・・。
人がすれ違うのがやっとの通りの両側に店が軒を連ねています。

これはかなり本腰を据えて取り組まないとな。

うろうろと歩くと小腹が空き、そんな時に目の前に現れたのがこの店。
若者で店は満席。
にぼしらーめん 玉五郎
煮干しラーメン好きの私ですから、良い匂いに釣られて入店。


入口の券売機で基本の煮干しらーめんを購入。



カウンターだけの狭い店ですが、活気があって気持ちのいい店です。



出てきた煮干しラーメン
煮干しのいい匂いに酔った身体が覚醒します。


しっかりと煮干の味が出ていながら、苦味やエグ味のないスープ。



細めの縮れ麺はスープとの絡みも良好。


卓上の調味料に煮干ふりかけというのがありました。


これをふりかけて食べてみました。
更に煮干の風味が増し、スープまで完飲。


東京ならこれで乗り過ごすところですが、ここからブラブラと5分ほど歩いて無事帰宅しました。

素敵なクリスマスイブでした。




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玉五郎 本店ラーメン / 天満駅扇町駅天神橋筋六丁目駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

クリスマス・イブなどどこ吹く風、というオトンとオカンに混じって「天満酒蔵」で一人飲みだ!


引越荷物の整理はほぼ終わり、山のようなダンボールを捨てに行き、時計を見ると19時過ぎ。

やることはまだまだあるが、今日はもうやめ。
世の中はクリスマス・イブで浮かれているのです。
私もその雰囲気ぐらいは味わいたいもの。

とはいえどこに行けばその雰囲気を味わえるのか全くわからない私が思いつくのは居酒屋。
天五(天神橋筋五丁目)の天満酒蔵に行けば、一人酒でも間が持つだろうと足を向けました。

想像通り天神橋筋商店街はクリスマスディナーの恋人たちや家族連れ、プレゼントを買ってもらった子供たちで賑わっています。

JR天満駅を過ぎると天神橋筋商店街のハートランド、最もディープなエリアにこの店はあります。



商店街に面して昼酒の聖地。

暖簾をくぐって威勢のいい声に迎えられます。
カウンター席に座り、おびただしい数の短冊に目をやりますが、すぐには決められません。



とりあえず生ビール、そして人気の湯どうふ
出汁で煮た豆腐にとろろ昆布が入ってます。
大阪の居酒屋スタイル。



私の目の前にどて鍋


ならば、どて焼を。
どうみてもどて煮なのですが、どて焼といいます。


カウンターの上には茹で玉子
塩を振られて積まれています。


生ビールをお代わりし、 光物が好きな私はいわし煮を。



いわしは三匹いたのですが、写真は一匹食べた後。


しいたけ焼。を頼みました。



私に料理が運ばれてくる時に「どて前!」とカウンターの中の板さんがホール係のお姉さんに声をかけます。
これは、私がどて焼の前に座っているから。
他に「おでん前」「油前」(フライヤーの前)などという符牒でカウンターのお客さんに料理が運ばれます。
そんな人間観察も居酒屋の楽しみ。

串かつを頼みました。
大阪の居酒屋ですからね。


斜め前のフライヤーで大将が揚げてくれたものが私の目の前に。


お酒は焼酎のお湯割りに切り替えます。
おっと、濃いよ、これ。


私の左手、入口に近い所がおでん鍋と焼台があるところ。
気になったのでおでんを注文。


おでんはだいこん玉子
定番中の定番です。



ゆっくり焼酎のお湯割りを舐め、おでんをつつきながら店のお客さんや店員さんとの会話を楽しみます。
クリスマスイブにこの大衆酒場に飲みに来るのですから、すでに世間の感覚とは相当ずれている人。
概ね40代以上の男一人、あるいは私と同世代がそれ以上の男女といった構成。

もやしをつまみながら三杯目のお湯割り


フィギュアスケートのテレビ中継を見ながら「ジャネット・リンのが可愛かったでぇ。なんせ妖精やからな」と自慢気に話すホール係の店員と、それに同意するお客さんたち。
しかし、私もこの会話がどれだけ間が抜けて面白いかわかってしまう札幌オリンピック世代なのでした。

お勘定は2,900円




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天満酒蔵居酒屋 / 天満駅扇町駅天神橋筋六丁目駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

引越荷物は片付かないがとりあえず昼メシ。ランチは「てんま」できつねうどん

昨日自宅の佐倉市を送り出した荷物を朝9時から搬入。

あっという間に30分で搬入終了。
ヨドバシカメラも冷蔵庫と洗濯機を、NTT西日本もインターネットを瞬く間に設置。

さすがプロ、と感心している場合ではなく、ダンボールの山に囲まれた私はいささか戸惑い気味。

開梱、整理は遅々として進まず、気がつけば昼。
腹が減っては何事も上手く進まない、とまずは腹ごしらえ。
食べログで検索し、近場で美味しそうなうどん屋さんを見つけました。

その名もズバリ大阪うどん・そば てんま
転勤用に買った新車のキャノンデール・フーリガンで乗り付けました。


最近引っ越したらしく、マンションの一階の店は内装も綺麗でいい雰囲気。
夜は居酒屋のようで、これは使えそう。

口上は出汁うどんへのこだわりが。



メニューはいずれも魅力的。
カレーが名物のようでカレーうどんと相当悩んだものの、やはりきつねうどんで実力をチェック。

澄んだ美しい出汁大振りのきつね、そしてたっぷりのネギかまぼこです。
いい面構え。


卓上の天かすも入れて。


うどんは細めながらもしっかり腰があり、それでいて滑らかな喉越し。



きつねはふっくらと甘辛煮。
もちろん薄口の関西風。


昆布が利いた薄口出汁は東京では絶対味わえないもの



650円でこのクオリティ。
素晴らしいの一言。

さあ、荷物整理頑張ろう。




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大阪うどん・そば てんまうどん / 南森町駅大阪天満宮駅扇町駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

2011年12月21日水曜日

珠玉の鰻尽くし。親父の傲慢ともいえる自信も納得できる池袋「かぶと」

転勤の内示前から決めていた約束です。
年の瀬も押し迫ったこの日、食べログでもTOP100の名店、池袋かぶとを訪問しました。
予約の電話をしても繋がらないのに予約でいっぱいという不思議な店。
しかし、この店の常連にして練馬富士見台牛蔵と同様いつも来店時に次回の予約をしていくというテクを駆使する会社の大食い仲間K君のご厚意により4名様ツアーに参加しました。
やはり大食いながらも専門ジャンルは肉というI部長、そして食は細いもののFB友達でもある先輩のY局長というメンツ。
池袋西口を出て、怪しげな歓楽街を抜けた辺りにお店はあります。


噂の店主の傲慢ぶりが伺える張り紙。


この人がご主人。
そしてやはり江戸前の口上は切れ味鋭い。


とはいえ、自分の商売とお客さんへの愛情が感じられる悪口(あっこう)。
この言い回しは浅草色川でも体験しました。
江戸前鰻の人気店はプライド高く、やかましいのが相場なのでしょうか。
それは築地丸静同様、鰻という時間のかかる料理の間を持たせるための床屋談義のようなものなのかも。
店内は長年の鰻の煙が染み込んだかのように飴色。


お品書きはこの通り。
ですが、単品でうな重を頼んでも、卸して捌いてから蒸して焼く、という工程を踏むので出てくるまでとてつもなく時間がかかります。
それゆえコースのように串焼、白焼、そしてうな重、と注文するのが常道
細かいことは店主に任せた方が怒られなくて無難かも。
この日はベテランのK君が先達だったので、店主と軽快なやり取り。
これは大舟に乗ったつもりで安心して鰻が楽しめそう。


まずは生ビール
お新香の突き出しも。


最初は串焼から。
これはえりやき
いわゆる頭の回りの部分。
まずは蒸したもの
頭の骨がとろりと感じるほど柔らかく意外。


続いて同じえりやきながら、蒸していない方。
個人的にはこの方がカブトのコリコリした食感や苦味が感じられて好み。


左が、右の二本がヒレ
捌いた鰻から出る部位を大切に再利用するだけでなく、十分に優れた一品として昇華しています。


ここで箸休めに冷奴
国産大豆天然苦汁というこだわりももちろんですが、大きさの割にとろけるようなマイルドな食感がまたもサプライズ。
対馬の藻塩につけて頂きます。



ここでお酒を変えます。
隣の方が飲んでいた変わったお酒。
銘柄はむすひ
発芽玄米酒といい、見た感じはにごり酒に似ていますが、飲んでみると酸味の強いりんごサワーのような味。
発酵しているので、生きているお酒なのです。
全て天然素材にこだわったという千葉県香取市の蔵元寺田本家製。


口の中も再びさっぱりした所で、引き続き串焼。
左がバラ焼、右がなかおとし
いずれも骨回りの稀少部位ですが、実に美味。
鰻といえば蒲焼と相場は決まっていますが、実はこんなに焼いて食べる所があるのです。


再び箸休め。
色艶のいい冷やしトマト


さて、いよいよご主人が鰻に取り掛かります。
桶から鰻をつかみ、頭を叩いて気絶させ、まな板に千枚通しで目打ち。
あっという間に背開きです。


残酷と言えなくも無いですが、この作業の間もカウンターのお客と軽妙なしゃべり。
それでも手元は狂わない見事な職人技。


こうやって鰻を捌いたところで「はいよ!」と出されたのがこれ。
心臓です。


まだドクドクと動いています。(動画)
噛んだら苦いので、一口でゴクッと飲み込みます。


ご主人と若い見習い板さんとで串を打ちます。


串打ちの様子(動画)


私はお酒を焼酎のロックに切り替えて白焼の到着を待ちます。


ほどなく我々の白焼が登場。


このボリューム。


これは塩で食べて欲しい、とご主人。
二種類の天然塩がついてきますので、好みでつけて頂きます。


う~ん満足!!
と思っていると、最後のうな重の前にもう一品。
レバーです。
いわゆるとは違うんです。
マイルドな食感。


さて、肝吸いも出てきていよいよ大トリの登場も間近。


「鰻は大きいのを」とお願いしてあったのでお重からはみ出す見事な大振りの鰻が二匹


美しい照りと艶。


味を説明するのは野暮というもの。
是非お試しあれ。


すっかり池袋の夜も更けて帰路に就こうとすると、本日の案内役で大分出身のK君が「近くに大分料理の店があるので、とり天食べて行きませんか?だんご汁もありますよ」と。
胃袋に穴が開いているのでは・・・。
さすがの私も一ヶ月にわたるロングラン送別会疲れ、しかも明日は有給をとって自宅で引越の荷造りをしなければなりません。
乗り過ごしては大変と家路を急ぎました。



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かぶとうなぎ / 池袋駅要町駅北池袋駅

夜総合点★★★☆☆ 3.8