2016年3月28日月曜日

今回の「プリン体の会」は驚きの高CP中華、錦糸町「谷記1号店」で謎の三段逆スライド方式&超速サービスに大盛り上がり

本社帰任後の新しい職場の呑兵衛の会「プリン体の会」も早二回目の参加。
加入早々にして店選びを仰せつかり、張り切って候補をピックアップ。
その中から今回選ばれたのは錦糸町の店。


北口を出て、スカイツリーに向かって歩きます。
今だに東京の下町には違和感のある巨大なタワー。


今宵の「プリン体の会」は中華料理谷記(くき)1号店
錦糸町を中心に都内に7店舗を展開する中華料理店です。


土地柄、お値段の設定も安く、味も良いので近隣のサラリーマンやファミリーにも愛用されているお店です。


本日の参加は7名。
一番奥の半個室的なコーナー。
かなり日本語が通じない店なので、予約が取れているか少し心配でしたが、幹事の大役は果たせました。


2名遅れて来るので、まずは5人で乾杯。


実はこの店の面白いところは、私が勝手に名付けた「高ければ高いほど安くなる三段逆スライド方式」という伊東のハトヤのようなシステムにあります。
前菜から一品まで、実に84種類の料理と瓶ビール、生ビール、ハイ類をセットで頼むと、どんな組み合わせでも全て647円になるのです。
例えばこの19番のバンバンジーサラダと生ビールを頼めば433円+422円=855円
つまり208円安くなるわけです。


これを最も単価が高い83番のなすとじゃがいも、ピーマンの炒めに適用すると952円+422円=1,374円
なんと727円も安くなるわけです。
この「高ければ高いほど安くなる三段逆スライド方式」の説明を私がしたところ、一同にどよめきが起こりました。


「飲み物の【ハイ類】というのは【酎ハイ】に限るのか?【テル類】や【ボー類】は入るのか?」
と名誉会長のM先輩が尋ねます。
「それはわからないですね。私もホッピーが飲みたいから聞いてみましょう」
と美人の中国人店員を捕まえて質問します。
「すいません。【ハイ類】というのはホッピーとかカクテルとかハイボールなんかもOKですか?」
「ハイ、ダイジョウブデス」
と心強い返事。
しかもマッコリもOKとか。
どうやら422円が仕切り値のようです。
一同から大きな安堵の溜息が漏れました。


そうなると、俄然料理選びにも熱が入ります。
食べたいものよりも、高いものを選ぼうとする貧乏人根性が出てくるのがあさましいですが、大声で「これが高いぞ!」とか「それは安すぎる!」などと叫んでいる中年サラリーマン集団が、なにより滑稽です。


ビールも飲んで、ひと心地ついたところでとりあえずドリンクと同数の5品目をオーダー。
すると驚くべき超速で料理が運ばれてきました。
ザーサイの浅漬若鶏の老酒漬けが早いのはまだしも、炒め物もあっという間に出てきます。


トマトと玉子炒め


牛すじ醤油味炒め


豚耳辛味和え


「作ってあったのではないか」
「いや、テーブルに隠しマイクがあるのだ」
などとありえない話を大真面目でする「プリン体の会」の面々。
無線オーダーシステムなので、厨房に注文が即座に届くのは理解できますが、いかにも作っている時間がないほどに早く出てきます。
お姉さんがオーダーを受けて、厨房から戻ってきたら手に料理を持っていた、という冗談のような本当の話。
激論の末「厨房に5人はいるだろう」という稚拙な結論に至りました。


「餃子は食べたいよね」という全員一致の意見。
「期間限定2016.1月15日まで」と書かれている餃子3人前600円にロックオン。
よくみると1月15日にバツ印がついています。
「すいません!これはセットにならないんですか!?」
すると先程から私たちのお世話をしてくれている美人中国人店員から
「コレハ、セットニナラナイデス」
と断られました。


そしてこれも超速サービス。


素晴らしい焼色。


早いけれども味は抜群。
ジューシーな餡とカリッとした皮のバランスが絶妙です。


私は料理とセットで念願のホッピーをゲット。
お代わりのナカが別途料金なのかが気になるところです。


遅れていた二人も到着し、7人で再び乾杯です。


お姉さんのお勧め、セロリと海老塩合え


牛ハチノス四川風炒め


エビのトウチ炒め


黒酢豚
料理は736円で、ドリンク込みだともはや511円引き相当。


海老と玉子炒め
塩ダレが大阪の天津飯を思い出させます。


ほうれん草炒め


春雨と白菜の炒め
元値は844円。




「三段逆スライド方式」には落とし穴があります。
食べたければ飲むことになり、飲みたければ食べることになるのです。
安くなるからといって調子に乗って頼んでいると、ペースが崩れて一気に酔いが回り、満腹になるのです。
どこかで頃合いを見て、「三段逆スライド方式」に訣別するという英断を下さなければなりません。


この辺りからは、私も記憶が曖昧です。
皆、酔っぱらい、大声で自分勝手なことをしゃべっています。
I君は「そんなに食べれるのか」という周囲の制止にも耳を傾けず、続々と単品発注をかけるので、皆飲みたくもないアルコールを慌てて発注します。
全員、完全に酔っ払ったようです。
名物のマーボ豆腐
しっかりと山椒が効いています。


肉とナス味噌炒め


今更前菜のきゅうり辛味合えを頼んで批判を受けるI君ですが「だって食べたいんだもん」とどこ吹く風。


紋甲イカとXO醤


壁の張り紙に書いてあった鶏皮餃子を頼みました。


皮の脂とカリッとした食感、そして中のジューシーな肉が実に旨い一品。


これも張り紙から豆苗炒め


いったいいつ頼んだのかわかりませんが、次から次へと料理が出てきます。
アスパラとイカ炒め


これも壁面のメニューからジャガイモ千切り辛口炒め


そして餃子3人前をリピート。
完全に満腹中枢がおかしくなっています。


私はドリンクを【ボー類】から選びました。
ハイボール


「あれ、こんなの頼んだっけ」
と覚えのない料理。


しかしよく見ると、それは確かにオーダーした鶏肉の唐辛子炒めでした。
これはセット対象外の907円。


またもや前菜系。
干し豆腐と香草和え
もはや何と何がセットなのかわかりませんが、中国人のお姉さんは把握しているようです。


いよいよ【ハイ類】にも別れを告げ、【飯類】と【麺類】の時間がやってきました


勢いにのったI君が上海焼きそば谷記特製チャーハンを2人前ずつオーダー。
慌ててお姉さんを捕まえて1人前ずつに変更しますが、時既に遅し。
超速サービスにより、しっかりと2人前ずつ出てきてしまいました。
「築地の玉林みたいだよな」
と我々にしかわからない懐かしいネタで盛り上がります。


更に「具の無い麺が食べたくないですか?」と、誰の賛同も得ていないのにK君がタンタン麺を発注。


「誰が食べるんだよ、こんなに」
と非難を浴びますが、K君は涼しい顔でタンタン麺をほぼ一人で平らげました。


私はこれが精一杯。
お腹はいっぱいでしたが、とても美味しい焼きそばとチャーハンでした。


戦いすんで日が暮れて、一同ぐったり。


残ったチャーハンがもったいないので、S君がお持ち帰り。


相当飲んで食べたので、かなりの金額になったかと思ったら、7人でなんと20,034円
@3,000円以下の驚きの高CPでした。
2時間食べ放題飲み放題の3,193円(税込)のコースよりも長く滞在し、際限なく好きなものを飲んで食べたのに、それよりも安いという驚愕の事実。


店を出ると、目の前にはスカイツリー。


錦糸町駅で解散し、帰宅する人、更に飲みに行く人に分かれました。
私は帰宅組。
明日の朝ご飯は、いらなさそうです。





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