2015年11月21日土曜日

1泊2日鳥取~岡山~兵庫ご当地グルメツーリング③【1日目】 「因幡の白うさぎ」神話で知られる白兎神社をお参り~世界屈指のラジウム温泉、三朝温泉発祥の「株湯」で命の洗濯をしてからレトロな温泉街を散策

鳥取市を後に、国道9号線を三朝温泉に向かいます。
途中、「因幡の白うさぎ」神話で有名な白兎海岸でバイクを駐めます。


天気はますます陰鬱になってきました。
山陰らしいと言えば、それまでですが。


ここが、うさぎがワニを騙してその背中を飛びながら渡ったという神話の場所。


淤岐ノ島(おきのしま)は兎の形に見えます。
島の上には鳥居。


白兎海岸からすぐの所にある白兎神社にお参りすることにしました。


白兎神社は、大兎大明神あるいは兎の宮白兎大明神といわれ、神話「因幡の白うさぎ」の舞台であり、古事記や日本書記に記される由緒明らかな神社です。
神話にちなみ、皮膚病ややけどなどに効く神社として信仰されてきました。
近年ではパワースポットとしても、縁結びの神様としても知られるところです。


神話の一コマが人形になっています。
因果応報、人の残酷さや優しさ、男女の縁、医術に対する古代の認識など、奥深い神話です。


白うさぎは大国主命(おおくにぬしのみこと)と八上姫(やかみひめ)の縁を取り持ったことから、縁結びの神様としても人気があります。


「大きな袋を肩にかけ」が歌い出しの童謡『大黒様』(だいこくさま)は、1905年(明治38年)「尋常小学唱歌 第二学年 上」に掲載された文部省唱歌。
歌詞では、大黒様(大黒天)として信仰されている大国主命が登場する日本神話「因幡の白うさぎ」のストーリーが描かれています。
その陰音階の、どこかもの悲しい音楽が、手水場に流れていました。


私は旅の安全を祈願しました。




国道9号線バイパス、青谷羽合道路を泊東郷IC出口で下ります。
鳥取県道22号線~29号線へ。
東郷湖の脇を通って山間部に入ります。




鳥取県道21号線に入ってからは、三朝温泉まであと少し。


三朝温泉はラジウムおよびラジウムがアルファ崩壊したラドンが含まれており、世界でも有数の放射能泉です。


いくつかの外湯や温泉旅館の日帰り湯がありますが、訪れたのは三朝温泉発祥と言われる株湯


伝説によれば1163年に発見されたという歴史的な温泉で、源義朝の家臣、大久保左馬之祐(さまのすけ)が源氏の再興を祈願し、三徳山三仏寺に赴いた折に命を救った白狼が夢枕に立って、楠の老木から湯が湧き出ていることを教えたといわれています。
この湯が元湯の株湯です。


足湯や飲泉場もあり、ポリタンクにいくつも湯を汲んで帰る方がいました。


入湯料は300円と破格。
但し、石鹸やシャンプーなどはありません。
昔ながらの公衆浴場ですが、改築されていて、施設は綺麗です。


券売機でチケットを購入します。


かなり熱めの源泉掛け流しです。
あつ湯は苦手な私には、長く浸かっているのはかなり難しく、何度か出たり入ったりしました。
いつしか肌は真っ赤になり、まるで「因幡の白うさぎ」のようになりましたが、ツーリングで冷えた身体はしっかり温まりました。

三朝温泉旅館協同組合HPより



お風呂上りに三朝温泉の古い町並みを散策します。
天神川にかかる恋谷橋


ここにはかじか蛙の置き物やオブジェがあり、縁結びのスポットとなっているようです。
上原多香子主演の映画のタイトルともなった場所。


三朝神社を訪れました。


三朝温泉の守り神的存在の神社。
合祀したこともあり、大己貴命(大国主命)、素盞鳴尊など、祭神の数は多いです。


この神社の手水所は常にラジウム温泉が湧いており、「神の湯」として親しまれています。
三朝温泉ならではの神社です。
もちろんここでも飲泉しました。


ここも映画「恋谷橋」の舞台ともなっています。


温泉街は昭和レトロな雰囲気。


老舗旅館が並びます。


温泉の薬効がお祈りしてある温泉街の神様「お薬師さん」が杷られている広場に薬師の湯があります。
ここは足湯と飲泉場。


夜に備えてここでもラジウム温泉を飲泉。


三朝橋たもとの河原にある公共露天風呂河原風呂は、三朝温泉のシンボルともいえます。
混浴とはいえ、さすがに女性は気が引けるでしょう。
今日はおじさんたちが入浴していました。
手前には足湯河原の湯も併設されています。




三朝温泉を後に、鳥取に戻ります。
鳥取県道21号線を東に向かいますが、日はどんどん暮れて行きます。



峠を越え、ループ橋で一気に高度を下げます。


鳥取に戻ってきました。
職場へのお土産を駅で買ってから宿に向かいます。


三連休の初日、苦労の末なんとか見つけた昭和レトロな新殿旅館です。


いつもは大浴場のあるビジネスホテルを取るのですが、今回は急に決めた旅行なので、全く宿が取れませんでした。


感じのいい老夫婦が営む、昔ながらの駅前旅館。


カーペット張りの階段を上ると、そこは共同の洗面所。



洗面所の横のベニヤ板のドアが私の部屋。 


鍵が南京錠というのが、なんとも渋い。


久し振りの駅前旅館は、地方都市の哀愁と旅情を感じます。
これからこの町の古い酒場で飲む、という気分が高まってきます。



お布団を敷くのはセルフ。
酔っ払って帰って来てからでは、布団を敷くのも億劫になりますから、出かける前に敷いておきます。


お風呂にも入ってさっぱりしました。
お楽しみの夜の街へと出かけることにします。

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