2015年7月11日土曜日

同級生が河原町松原で営む精肉店「肉の長崎屋」に挨拶で立ち寄り、揚げ立てコロッケをご馳走に。鉾建てが始まった夏本番の京都を散策

先斗町の老舗洋食開陽亭で、墓参りの帰りに家族でランチを食べて歓談。
母と姉は枚方の実家に帰りましたが、甥と姪はそれぞれ友人たちと遊びの約束。
私はせっかく四条に来たので、中学時代の親友が営む精肉店に挨拶に顔を出すことにしました。
昔ながらの下町のお肉屋さんの風情が残る肉の長崎屋


仕入れも処理もいい牛肉が美味しいお店ですが、この店の人気は揚げ立てのフライもの。
特にコロッケはテレビや雑誌の取材を受けるほどの評判です。
ふらっと寄って買って帰る方もいらっしゃいますし、まとまった数を電話で注文して後で取りに来るという方もいます。
地域の生活に根付いているお店なのです。
枚方の実家の近くの公設市場にもお店があったのですが、今は建て替わってしまってありません。
律儀な私の母は、親戚が集まる盆や正月には、彼の店から牛肉のいいところを宅配便で取り寄せて私たちに振る舞ってくれます。
なんとも昭和なお付き合いです。


山積みの仕込まれたコロッケなどのフライもの。


揚げ立てのコロッケを頬張るのは、昭和30年代生まれの私の世代では最高のおやつでした。


同級生の亡くなったお母さんの上の妹さん。
よくお世話になったお母さんに面影が似ています。
同級生のお母さんが営んでいた枚方の団地にあった食堂でもお手伝いされていて、中学校の学校帰りにそのお店でお好み焼きを焼いてもらった思い出話に花が咲きました。
なんだか、ほのぼのと懐かしい、いい時代でした。

撮影・掲載許可済み

挨拶に立ち寄っただけなのに、コロッケをご馳走になってしまいました。


じゃがいもにも味がついていて、そのまま食べても美味しいのです。
揚げ立てのアツアツなので、猫舌の私は要注意。


フライヤーの前のイートイン用の椅子に座ってコロッケを頬張っていると、お茶を出してくれました。
コロッケをご馳走になった上に、お茶までご馳走になって恐縮至極。


中学時代に一緒にやんちゃをした親友も、今では町の人に愛される肉屋の店主。
サラリーマンの私とは全く異なる人生の歩みですが、久し振りにあっても自然に話せるのはとても嬉しいことです。
大阪に転勤して復活した中学高校時代の友人たちの付き合いもそうですが、大切にしたい人間関係は年を取るにつれてわかってくるものです。

撮影・掲載許可済み
「また寄ってね!」
「うん。どうもごちそうさま!」
エアコンの効いた店で、昭和にタイムスリップしてほっこりした気分になりました。
外に出ると、そこは、平成27年の猛暑の京都でした。



京都、といえば全国からも世界各国からも観光客が訪れる人気の街。
私は大学で4年間京都に通ったものの、暑さと人の多さがどうしても苦手。
近年、温暖化でその暑さも半端なくなり、海外からの観光客も増えて、どこに行っても人、人、人。
自分のペースで歩くことはもちろん無理ですし、お年寄りなどは危なくて心配です。
そんな混雑を緩和するために、四条通は片側二車線を一車線にして、歩道を拡幅する工事中。
車よりも人を優先するという、当たり前のようでなかなか出来なかった壮大な社会実験です。


四条通をブラブラと西へ。
あまりの暑さに、エアコンの効いた大丸で一服した後、昨日から始まった鉾建てを見物することにしました。
場所はちょうど四条烏丸を中心としたエリア。
建てているところを見るのは、実は初めてです。

長刀鉾(なぎなたほこ)
鉾先きに大長刀をつけているのでこの名で呼ばれます。


長刀は疫病邪悪をはらうものとして、もと三条小鍛冶宗近の作が用いられていましたが、現在は大永二年 (1522)三条長吉作の長刀を保存し、複製品を鉾頭としています。
この鉾は古来「くじとらず」といい毎年必ず巡行の先頭にたち、生稚児の乗るのも今ではこの鉾だけ。


函谷鉾(かんこほこ)
中国戦国時代(前403~221)斉の孟嘗君が鶏の声によって函谷関を脱出できたという故事にちなんで付けられた名前です。


鶏鉾(にわとりほこ)
中国の史話より取材、昔、唐堯の時代に天下がよく治まり訴訟用の太鼓(諫鼓)も用がなく苔が生え鶏が宿ったという故事によって、その心をうつしたものといいます。


鉾頭の三角形の中の円形は鶏卵が諫鼓の中にある意味で、鶏鉾の名の象徴となっているともいわれます。


月鉾(つきほこ)
真木のなかほどの「天王座」には月読尊を祀ります。


鉾頭に新月型(みかづき)をつけているので、この名で呼ばれます。


菊水鉾(きくすいほこ)
町内に古くからあった井戸、菊水井にちなんで名付けられ、鉾頭には金色の透かし彫の菊花をつけています。
真木のなかほどの「天王座」には彭祖像を祀ります。


ちょうど車輪を取り付ける準備をしていました。
巨大な鉾の組み立てには、釘を使わず木と縄だけで形をつくっていきます。これを「縄がらみ」といい、古くから伝わる祇園祭ならではの技法です。
そんな伝統が受け継がれている祇園祭の鉾建てを、今更ながら見ることができました。


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